2013年11月24日日曜日

野ばらの村の物語

こんにちは

秋も段々深くなって、夜は寒いと感じるようになりました。
前回行動力の話をしましたが、子供と一緒に食卓を囲んでいる時の幸せ感は、行動力の源になりますね。
一方で何もしないでこの時間が続いたらいいとうような、一層引きこもりがちな気分にもなります。

子供達が小さい頃,よく読み聞かせをしたり、一緒に眺めたりしていたのが,「野ばらの村の村のものがたり」という絵本です。
野ネズミの村の四季の暮らしが,それはそれは素敵に描かれている絵本でした。
木の中や,草の茂み,土の中等に作られた野ネズミ達の家は、当時娘が夢中になっていたシルバニアファミリーのドールハウスと重なって、子供と一緒に夢中になったものです。

特に冬支度が始まると,たくさんの冬を越す貯蔵用の食品づくりが始まり、食料庫にできあがっったジャムやピクルスなどが並ぶ絵は幸せの象徴に見えました。

冬に向かって,鍋物やごちそうを並べて家族と食卓を囲んでいると、自分たちがどこかの大樹の中に作った家に潜んでいるように気分になることがあります。外敵から守られた
穴蔵での幸せ感には不思議な魔力があります。

今は,インターネットという便利なものがありますから、家の中にいても世の中のことはある程度解ります。外にでれば傷つくとばかり。働いたり学んだりすることは自分が常にとわれることでもありますから、ずっとここから出たくないという気分になることがあります。

でもこの幸せな穴蔵は、外で傷ついた心や体を癒す場所。ずっと留まるわけには行かない。解ってますって、そんなこと。だってそんなことをしたら、リアルな世界から遠ざかって、世間では生きてゆけなくなりますものね。

ただ、厳しい現実を生きるにはファンタジーも大切。時には、自分の家を大樹の中に作られた家に見立てて、遊ぶのも楽しいゲームかもしれませんよ。  サッキー



http://ja.wikipedia.org/wiki/のばらの村のものがたり


2013年11月18日月曜日

行動力をつけよう!

こんにちは

寒かったり,暑かったり季節が行ったり来たりしてるけど,やはり木々は紅葉し、空気はどことなく晩秋です。

段々寒くなると,仕事や必要な用事以外では出かけるのが億劫になります。

私は元々、引き蘢りタイプなのでよけいです。

でも元気で頑張っている人たちは,よく動きます。本当に感心します。
次々と新しいことにも挑戦して、本当に行動的です。

振り返って私の反省は行動的でなかったこと。
この歳で大学院へ行くんだから行動的と思われるのですが、それが哀しいことにちょっと違うんですね。

私は机に向かって本を読んだり,勉強したりは好きなんですが、自ら進んで人の中に入って行くのが苦手です。

出会いは大事だし大切にしたい。それにコミュニケーションも下手ではない。
でも自分で新しい世界を切り開いて、あらたな場を獲得して行くことがとても苦手。

それってもしかしたら,私だけじゃないかも。
今あるところで努力は出来るけれど、そこ枠からでるのはとても勇気がいることだと思っているのです。

皆さんの中にもけっこういるんじゃないかなぁ。

私はその所為で,仕事のチャンスや良い出会いを,けっこう損なってきた気がする。
今のプロジェクトは,そういう私を改造するのに良いきっかけになりそうです。

幾つになってもチャンスはあると信じて、頑張ります。    サッキー



2013年11月12日火曜日

人と人を繋ぐ橋


おはようございます。
今日はチョット,別な角度からのお話です。
シングルマザーに取って,周りの人との良い関係は欠かすことが出来ません。
そんな人との関係について、今から15年前の1998年、国際児童図書評議会(IBBY)のニューデリー大会に寄せたビデオ講演で皇后様が語られた言葉が,胸に響きました。

「そして最後にもう一つ、本への感謝をこめてつけ加えます。読書は、人生の全てが、決して単純でないことを教えてくれました。私たちは、複雑さに耐えて生きていかなければならないということ。人と人との関係においても。国と国との関係においても」

「生まれて以来、人は自分と周囲との間に、一つ一つ橋をかけ、人とも、物ともつながりを深め、それを自分の世界として生きています。この橋がかからなかったり、かけても橋としての機能を果たさなかったり、時として橋をかける意志を失った時、人は孤立し、平和を失います」


いろんなことを思い起こさせるお言葉でした。皇后というお立場は関係なく,様々な苦悩や痛みを味わってきた一人の人間としての言葉に他ならないと思いました。
私は子供がある程度成人してからの離婚でしたが、子供を抱えて生きるという現実、一人で世間の荒波を超えて行かなければならない厳しさと不安に、心が折れそうになったことも一度や二度ではありません。
 いままで中の良かった人に手のひらを返したような態度をとられ、改めて自分環境を思い知ることもたびたびでした。そんなとき,支えてくれたのもやはり私を取り囲む人々です。妹や子供達という家族,親友、仕事仲間、勉強仲間そうした人たちとの橋のおかげで,今の私があります。

 みんなで,手を取り合って頑張りたい。嘗ての私を支えたい。それが、私がこのプロジェクトをやっている最大の理由です。一緒に歩いてゆきましょう。

企業のCSRを調べてみよう

こんにちは

昨晩は、秋学期の前半が終わり,お仲間とちょっとした打ち上げをしました。
他の学部の方達も一緒だったので,いろんな情報交換が出来ました。

私がシングルマザーの状況改善のプロジェクトをやっていると話したら、
ある方がとても素敵なヒントをくれました。

確かに35歳以上のシングルマザーの就職は困難。でも企業には会社の社会的責任として
積極的に女性雇用を推進しているところもあるということです。

事実その方の会社はシングルマザーも多く、まず契約社員等で採用してから、正社員登用という流れが,スムーズに進んでいるそうです。

しかし,最低条件としてパソコンのスキルは必須です。
若い頃バリバリやっていた人もこの十数年の間のPCの機能の劇的な変化やIT環境の変化について行けないという話です。

これを読んで下さっている方々は,少なくともネットにアクセスすることは出来るわけですよね。

そういう方達なら,大きく羽ばたける未来への可能性が決して小さくはないんですよね。

こちらも色々調べますね。          サッキー

2013年11月7日木曜日

SEは高収入!?


みなさま今日は
前回は製造業で働こう!とお勧めしましたが、周りの方達には,それは難しいんじゃないのという意見もちらほらありました。

たしかに,技術を身につけ足り資格を取得するのはどんな物でも容易ではありません。ただ、みんなが目指す資格や技術より,女性の特性が活かせて,需要が高く,働きやすい職場が得られるのは,やはり製造業ではないかと思っています。

 情報系の資格にシステムエンジニア(SE)があります。企業のシステム開発プロジェクト等で活躍する仕事です。高収入で募集も常にあります。しかし、労働環境があまりにも過酷なため、長続きしないのです。私の周りにはSEをやめて他の仕事につく30代の男性が多いです。SEITに強いので潰しがききます。パソが好きで既に基礎的知識があり、さらにスキルアップを希望する人にはお勧めで、基金訓練にもコースがあります。

ただこの仕事は本当に労働環境が心身ともに過酷です。理由はシステム開発という仕事が発注者側と受注者側とで中身の共有が難しく、予算や期日が仕事内容に見合わないことが多いのです。そのため,しわ寄せが現場のSEにかかってきます。

 システム開発はマンションを建てるような物で、各層ごとに担当が分かれていたり、水回り,壁紙等の受け持ちだったりと,完成迄に他との進行度に合わせて作業を進めなければならない仕事です。従って,自分の都合で動くことはできない。常にチームの進行度と期日が最優先です。おまけに、収入レベルも下がってきて,高収入というモチベーションも維持できなくなっています。そのために高いストレスで心身ともぼろぼろになってやめてゆく人が続出するのです。

 それでは苦労して資格を取得してもまた次の仕事のために高いハードルを超えなければなりません。もちろんSE資格は他の仕事でも有利に働くことは事実なのですが、情報系の職種は要求水準が高く,労働環境は厳しいと思っていたほうが良いでしょう。もちろんその分収入は高い。痛し痒しです。

 みなさまに製造業がおすすめの理由を,ちゃんと説明できるように裏付け作業に取りかかっています。少しずつシェアしてゆきますね。             

さすがに,寒くなりました。くれぐれもお大切に       ではまた。

2013年11月5日火曜日

製造業で働こう!

こんにちは

お天気になりましたが、さすがに11月、結構寒いです。
室内と戸外の温度差が大きいので,体調管理にはご注意!

昨日,当面の大きなマイルストーンだったプロジェクトの中間発表会が終わりました。
少しだけほっとしていますが、課題のグループ発表や宿題が山積みです。
なんとかしなきゃ。

さて,事務職の就職が難しい時代にどう対応するかというお話をします。

事務系の仕事はどんどんアウトソーシングされていきます。
IT化の進む時代には、簡単な事務仕事は必要なときに派遣さんを雇ったり、給与水準の低い契約社員で用を足します。

30半ばから社会に出ることになったシングルマザーには厳しい時代です。高い技術や経験があればともかく、正社員として入り込む余地はあまりないのが現実です。

そこで,皆さんパソコンや簿記のコースのある雇用保険の基金訓練等に参加して何とか技術や資格を身につけようとしています。しかし簿記2級をとっても、経理事務の経験がなければ就職は困難だといいます。PCコースも難度の高い情報技術者の資格まで取得するにはけっこう高いハードルです。

でも最近製造業では女性の技術社員を求める育成しようという流れがあります。労働人口が減少する中、有能な人材の確保はどの職場でも重要な課題です。

製造業といっても様々ありますが、特に「ものつくり」といわれる金属・プラスチック加工や機械系の現場は3Kといわれてきた現場がIT化で様変わりしました。整然と並ぶ機械を見下ろす位置にある部屋で、PCに向かって設計やプログラミングをし、機械のコントロールをするのが今の現場です。

この部屋で行うCAD/CAMやマシニングセンターといわれる自動工作機のプログラミング等の技術を身につけた女性社員を育てたいというニーズがあります。
これは難度の高い技術といわれていますが、職業能力開発センターなどで短期の入門レベルの訓練コースもあり、多少なりとも知識を持っている人なら,入社後のOJTや東京都や地域の工業連合会等が行う数千円で学べる育成コースなどのOff-JTで働きながら技術を伸ばすことが出来ます。

こうしたニーズの多い技術が身に付けば、世の中の好不況にも強い働き手として、しっかりとした収入を得て子供を育ててゆくことが出来ます。

そして、もう一つ、中小の製造業はとても家族的な雰囲気の会社が多いのです。
効率を優先して子供がいる女性を避けるような会社ばかりではないんですよ。

これから少しずつそんな製造業の現場も紹介できたら良いなと思います。

ではまた。                   サッキー

2013年11月1日金曜日

働き方が変わってゆく時代?

みなさまこんにちは

空気がやっと秋らしくなってきましたね。
過ごしやすいけれど,寒暖差も激しいです。
ほっとして猛暑で疲れたからだが、あちこち文句を言い出す頃でもありますね。
私の周りでも、風邪でダウンしている人や治らないで長引いている人など、
少なくないんです。

この時期、通っている大学院では、修士論文にあたるプロジェクトの中間発表があります。私のテーマは「シングルマザーの年収100万円アップサポート」です。

初めは、正社員で就職し安定収入獲得するためのスキルアップや意欲向上、就活のノウハウを提供するなどのサポートを考えていました。
でも調べていると、単に年齢とか経験ということだけでなく、社会の雇用に対する考え方が変わり始めているんだなということを感じるようになりました。

女性が労働市場の調整弁になって,派遣や契約、パートなど,景気や会社の都合次第でいつでも解雇できる雇われ方が増えています。でも、これが改善されるより,ますます増加していきそうです。

そうした社会の変化にどう対応していけば良いのか。
正社員雇用が減り,非正規雇用でもしっかりと収入を獲得して行くノウハウを身につけなければならない時代に入っているのかもしれませんね。

                         サッキー